さて二日目です。
なんだかんだいって一日目で山場は過ぎており、基調講演も終わっているのでかなりまったりした感じの展開です。そもそも起きてこない人も多かったですし。
内容的にもどうしても失速感というか、イベントの山場を前半に持ってくるとか後半で盛り上げるとかは考えないといけませんね。
そんな訳でメモの量は少なめです。

Simple search with elastic search By: Mark Story

Mark Storyさんは検索エンジンをCakeから使ってみたという例ですが、大部分はElasticそのものの説明という感じでした。肝心の連携もプラグインが複数存在しており、またJSONで返されたレスポンスをデコードさえすればなんとかなるよねということで連携そのものはあっさりしていました。とはいえこういった構成をプラグインなどの形でやりきるあたりが欧米のエンジニアの底力な気がします。
さまざまな固有の事情で気持ち悪い実装は発生しがちなのは事実ですが、そういった部分をきちんとプラグインにしてアプリケーション本体をクリーンに保つというテクニックは見習うべき部分が多いと思います。

"elastic"
Lucene & Java の検索エンジン
Tarボールを解答、YMLを設定
blobでもサーチできてる
CakePHPとの連携はsocket + json_decode
プラグインがいくつかある。

Your code sucks, let's fix it By: Rafael Dohms

こちらは数日前に日本でも有名になったスライドの発表です。なんとなくフィードでみかけていた話題が本物作者がしゃべっているのを聞けるというのはとても興味深いです。内容もわかりやすくダレが効いても楽しめるものでした。

Readable
Testable
Maintainable
Calisthinics
Tips
guideline not rules.
only one indent level per method

Contribute to CakePHP with Git and GitHub By: Lorna Mitchell

こちらはLornaさんによるGitの使い方についてのセッションです。SVNとの比較やクシャミをしながらサブバージョンと言うシーンがバカ受けでやはり発表ナレしているなという印象です。彼女はトークも美味いので動画を探してみる価値がありそうです。日本にも来てくれないかな。

repo repo repo
painless coraboration
Supporting Distributed Workflow
status
add
commit
push
ブランチとマージで苦労した経験がありませんか・ svnゴホっ
read document
README
lighthouse

総評:CakePHP3に向けた開発体制が見えてきた

今回のカンファレンスは基調講演を予定していたグラハムが急遽参加できなかった事もあり、大きなアナウンスは全体的な方向性についての情報はセッションとしてはほとんどありませんでした。またFun ConfやDutch Mobile Conferenceなどの大型カンファレンスと日程がバッティングしている事で参加者とスピーカーが分散しています。純粋なカンファレンスとしてはちょっと去年よりも地味だったかなという印象です。
一方でランチやディナーの席での会話でMark StoryとJosé Lorenzo Rodríguezが中心である事やCake3の中心的な部分であるモデルの改修についての大まかなイメージが見えてきました。また新しく加わったコアデベロッパは派手な仕事は無いですが、着実にチケットの処理などを進めていて、それによってMarkとJoseが自分の開発に集中できているという効果があると思います。
いずれにせよそういったソーシャルな面で収穫が大きかったなと思います。またCakePHPでPOP/IMAPメールクライアントを実装していたりする脅威のCMS、Infinitasというプロダクトの作者に捕まってしまって延々と話を聞くことになったのも収穫でした。

今日も動画でやりました。これ文章書くより楽でいいですねw
http://www.youtube.com/watch?v=OrwrB9A9270

こちらは昨日の動画。
http://www.youtube.com/watch?v=z5_F9jZnv6M