WiFiの混雑が収まってきたので、ここらでレポートを書きます。
先に書かないと忘れてしまうのとハックタイムを圧迫するので!

Keynote

DSC04509

Clay Shirkyさんによる基調講演。
僕は知らない方だったのですが言葉に力のある講演でした。
WikipediaやLinuxなどの話を例にコミュニティが推進するハッカーコミュニティについての話をしていました。
(抽象的な話なので英語力的に厳しい)

写真はマスメディアが中央集権的に情報を発信するのではなく、個人がネットワーク的に情報を発信する図解です。
個人でブログを書いたり、写真共有サイトにレゴの作品をアップする人のモチベーションはどこからくるのか?という事で"Social Motivate"という言葉を出していました。
共有する事でしか文化は育たないという事でオープンソースやインターネットのコミュニティの特性を正面から取り上げた講演でした。

Building Your App on Yahoo!

DSC04522

ここからは3トラックセッションになり、テクニカルセッションに参加する事にしました。
Xavier LegrosさんによるYahoo Appの講演。
ノーマークだったのですがとても面白い講演で、この為に来たと思ってもいいかなと思いました。
アプリというとFacebookやmixiなどが日本では有名だと思いますが、Yahooでっもアプリの開発をする事ができます。
作成したアプリはYahooのトップページで利用する事が出来ます。

アプリの作成はSmall ViewかCanvan Viewのどちらを選んで作成し、どちらを利用するかによって利用できる言語や機能に差異があります。

Small View
画面サイズは400px x 460px
使える言語はYMLとinline css、htmlのみ
yml:fetch を利用してリモートサーバのコンテンツを取得する事もできる

Canvas View
画面サイズは 750px x 460px
外部のurlから読み込むことができる
Open Social 0.8 (JS/REST)のサポート
YML,CSS,HTML,JSをサポート
JavaScriptはCajaを通じてセキュアに実行される

作成したアプリは審査を受けることでyappのページで検索できるようになりますが、審査前でも共有する事は可能。
FlickrのアカウントがあればYahooのアカウントは持っているはずなのでまずはアクセスしてみるといいかもしれません。
My Apps on Yahoo!

YQL - select * from internet

DSC04536

Jonathan TrevorさんによるYQLのセッション。
なんとなくしか知らなかったのですが、YQLはSQLのような文法で各種WEBサービスからデータを得ることができるプラットフォームです。

わかりやすい例がFlickrから猫の写真を得るクエリの例
select * from flickr.photos.search where text="Cat" limit 10

これでXMLでレスポンスを受けることができ、さらに他のデータソースとJOINすることもできるそうです。
ビジュアルなコンソール上でphpMyAdminのように操作する事が出来るのでコンソールにアクセスして試してみると直観的でしょう。
http://developer.yahoo.com/yql/

さらにすごいと思ったのがYahooのAPIだけでなくさまざまなWEBサイトをスクレイピングして取得したりする事も可能です。
そのためのdatatableという定義ファイルはgithubなどで広く公開されています。
さらにexecuteという拡張機能を利用して認証が必要なサイトからスクレイピングしたり、Insert文を実行することでtwitterにポストするなっていうことも可能。

会議室も定員を大きく超えて立ち見が出るような状況になっていて熱いセッションでした。

ランチ

DSC04545 DSC04547

ランチは会場でビュッフェ形式になっていて空いているテーブルに付く形式です。
知り合い同士で来ている人はそのままという感じですが、個人で来ているヒトはこの機会に話しかけている人が多いようでした。
僕もニュージャージーからきたジョーさんとお話しながらのランチになりました。
やっぱりこんなに豪華なのに無料のカンファレンスというのは異常なようです。

Yahoo! Application platform Technical Deep Dive

午前の流れを組んでyappのデモといった形のセッションです。
実際にハローワールドを作成するデモをしながら細かな制限などを説明していました。

基本的にブラウザ上でほとんどできてしまうのでやってみればできそうな感じがしました。

というわけで、まだまだ先は長いということで続く。