※書影はPhotoShopで加工した画像です。

かねてからイベントなどでも告知していましたが、CakePHP2の解説書籍の原稿が7月末に脱稿しDTPに入り、9月ごろに技術評論社より出版されます。タイトルについてはまだ仮の状態ですが書影のイメージのようにWEB+DB PLUSのシリーズとして「CakePHP2実践入門」無いしは似たようなタイトルになる予定です。これまでも書籍の執筆は何度か行いましたが今回は特にCakePHP2世代の決定版書籍にするべくかなりの労力(今年の上半期全て。。。)を割いてきましたのでほっとしています。

充実の執筆陣

安藤 祐介
岸田 健一郎
新原 雅司
市川 快
渡辺 一宏
鈴木 則夫

今回の執筆陣は日本のCakePHPコミュニティの中でも有数のメンバーによる執筆陣といった形です。各々が得意分野を担当するとスタイルになっており、紙媒体としては特にクオリティの高い内容になっていると思います。それぞれの担当パートについては基本的にみなさんのご想像の通りかなと思います。

初級から中級までの内容をカバー

前半はフレームワークの利用経験がない読者向けの入門パート、後半は応用的なテクニックといった形の構成でCakePHPを初めて使う方や自分の知識をCakePHP2向けにアップデートしたい方に向けた内容になっています。ページ数の都合で削除せざるを得ない部分もかなりありましたが、できる範囲で詰め込みました。イメージとしてはこの書籍に書かれている内容が実行されていれば、CakePHP2を使った開発としては間違った方法は取っていないといえるような内容を目指しました。

第1章:Webアプリケーションフレームワークの誕生
第2章:CakePHPの概要
第3章:CakePHPを試してみよう
第4章:コントローラーを使う
第5章:モデルを使う
第6章:ビューを使う
第7章:CakePHPのMVCをさらに使いこなす
第8章:コアライブラリを使ってフレームワークを使いこなす
第9章:CakeEmailを使ったメール送信
第10章:プラグインを使ったフレームワークの拡張
第11章:コンソール/シェルの利用
第12章:ユニットテスト
第13章:セキュリティ
第14章:公開環境の設定とデプロイ
第15章:キャッシュによるパフォーマンス改善
第16章:ソーシャル連携
第17章:CakePHP 1系からの移行
第18章:より優れたプログラムをCakePHPで書くために

CakePHP2.2動作確認済み

ご存知のとおり、CakePHPは1系から2系への過渡期であり、また2系も2.0から2.1、2.2と次々にバージョンアップが行われています。執筆開始当初はCakePHP2.0だったのですが、途中から2.1向けの内容として書き直しています。最新の2.2系については解説の前提にはなっていませんが、掲載されているソースコードの動作確認は2.2で行なっています。

手前味噌ではありますが、CakePHP2の解説書としては幅広くお勧めできる一冊になりそうです。出版まではまだ少し時間がありますが、お手にとって頂ければ幸いです。本当に疲れましたが晴れて世にでる事になって安堵の気持ちで一杯です。